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【決算ウォッチ】日本KFCHD 2021年3月期1Q

▷【決算ウォッチ】日本KFCHD 2021年3月期1Q

かつて斉藤優里さんがバイトしていたケンタッキーフライドチキンを展開する日本KFCホールディングスが8月7日に2021年3月期第1四半期決算を発表した。好業績&優待狙いで300株だけ保有中。簡単に見ていきたい。

1.決算概要

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売上高197.62億円(前年比+11.5%)、営業利益12.89億円(前年比+35.5%)の増収増益だが、営業外費用の計上により経常利益、四半期純利益は大幅減。合わせてこれまで未定としていた2021年3月期の業績予想を発表。売上高850億円、営業利益50億円と昨年からの好調が持続する見込みだ。

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2.事業動向

新型コロナウイルスの影響で外食各社が苦戦しているが、KFCは顧客全体の70%を占める持ち帰り需要が拡大し売上高、営業利益を大きく伸ばした。

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加えて注目したいのが稼ぎ方の変化だ。これまでKFCはクリスマスに需要が偏り「クリスマスにどれだけ稼ぐかで決まる会社」と言われてきた。しかし2018年に発表された2018~2020年の中期経営計画で「日常的な利用」を強化する方針を打ち出し、以後500円ランチや割安セットメニューで既存店売上高が急増。クリスマスのある第3四半期以外でも安定的に利益を出せるようになっている。

 

今期は新型コロナウイルスの影響で、タイでKFC事業を行なう持分法適用会社の業績が悪化し営業外費用764百万円を計上。経常利益、四半期純利益は大幅減。

 

3,感想

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持ち帰り需要の拡大や日常利用を促す経営施策の成功によりKFC事業は非常に好調。感染第2派が到来し、お盆も外出自粛が続く中で8月も好調が持続すると考えられる。しかし第1四半期は一過性の営業外費用で四半期純利益が大幅減。期待外れ。事前の期待が高かったこともあり、週明けは株価が下がる展開だろう。

 

ただ一過性の悪い面ではなく、中長期的に持続するであろう良い面を見て、優待権利月の9月に向けて買い増していくことも検討したい。

 

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