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トヨタ自動車と品川駅

トヨタ自動車と品川駅

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先日、京浜急行電鉄は品川駅西口(高輪側)に保有し、2020年中に解体予定であるホテル「SHINAGAWA GOOS」の跡地再開発の共同事業者としてトヨタ自動車を迎えると発表した。開発予定地2.5万平方メートルの一部を京浜急行電鉄トヨタ自動車に譲渡し、ホテルや国際会議場、商業施設、オフィスなどを建設する予定。将来的にはトヨタ自動車が現在、文京区・飯田橋に置く東京本社を品川駅前へ移転させるのではとも言われている。

 

またトヨタ自動車は3月に、日本電信電話(NTT)と次世代通信規格「5G」を用いて渋滞解消や都市の効率化などを実現する「スマートシティ」の共同開発で資本業務提携しているが、NTT資本提携で調達した2,000億円のうちの一部をNTTが品川駅東口に保有するオフィス街(通称 NTT村)に投じるとしている。

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「NTTは品川駅東口に多くの不動産を保有

品川駅周辺は、高輪ゲートウェイ駅の開業や、羽田の国際化などで再開発機運が高まっているが、東日本旅客鉄道京浜急行電鉄西武鉄道NTTなどの地権者ががバラバラに品川を開発したのでは魅力ある街を作るのは難しいだろう。実はそれらの事業者を結び付けるキープレイヤーがトヨタ自動車のなのかもしれない。トヨタ自動車にとっても2027年に中央リニア新幹線が開業すると、お膝元の名古屋駅と40分で結ばれることになる始発駅の品川駅は重要な街である。

 

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