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鉄道株について

 鉄道株について

新型コロナウイルスが生活に影響を与え出してから約1年が経ち、ワクチン接種も始まるなど、先が見え始めてきた感がある。そうした状況の中で、アフターコロナを見据えて、年初から鉄道・私鉄各社の業績・事業動向や財務状況を確認していたが、その間にスルスルと株価が上がってしまい買い場を失ってしまった。

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鉄道各社の株価推移を見てみると、ばらつきがあるものの、2020年2月25日からのコロナショックで約3割下落した後、7月に2番底をつけ、11月以降徐々に回復してきている。足元ではだいたいコロナ前の株価の7~8割だ。

しかし、こうして各社の値動きを比べると、オレンジ色の京王電鉄(9008)、赤色の新京成電鉄(9014)が目につく。京王電鉄はバブル期の1989年11月につけた最高値8,526円を更新しコロナ前=100として現在119.2新京成電鉄はコロナ相場の中でコロナ前92.9とほぼ変わらない株価を一貫して維持している。好調な値動きの両社の共通点は、運輸事業で通勤・通学客が多く、観光関連事業の比重が低いという特徴があり、他の鉄道会社と比較して影響が小さく、業績の回復が早いとの見方から買われていると考えられる。

京浜急行電鉄(9006)は既に80.1まで回復しているが、品川駅周辺再開発のキープレイヤーであり今後間違いなく不動産収益・不動産含み益が拡大するのでどこかで買いたい。

JR各社については、出張客・観光客の比率が大きいものの損益分岐点が低い東海旅客鉄道(9022)が最も魅力的、西日本旅客鉄道(9021)がコロナ前68.9にとどまっている要因については今後調査したい。

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