「和らー」のサンヨー食品
▶「和らー」のサンヨー食品
前から行こう行こうと思いながらなかなか行けてなかった、斉藤優里さんがラーメンWalkerTVで訪れたラーメン屋『麺画廊 英』にやっと行ってきた。
これで、ラーメンWalkerTVの斉藤優里さん回で、取り上げられたラーメン屋でまだ行ってないのは横浜市のあざみ野にある「らーめん 雅楽」だけになった。
ここは味噌ラーメンの店なんだけど、僕、味噌ラーメン好きなんですよね。だから近いうちに行ってきたいと思う。ちなみに斉藤優里さんは「こってりこてこての家系ラーメン」が好きだそうです。
ラーメンといえば、最近、即席麺大手のサンヨー食品(非上場)の決算公告が出た。前にもブログで書いたけど、サンヨー食品は大々的に乃木坂をキャンペーンに起用してくれている企業。2019年3月期決算は乃木坂効果もあり、増収増益を達成、連結売上高は1,804億04百万円(前期比4.8%増)連結経常利益は254億59百万円(同21.0%増)の大幅増益だった。
サッポロ一番のサンヨー食品、2019年3月期決算公告、営業収益797.14億円、営業利益12.12億円、経常利益75.49億円、最終利益75.07億円 pic.twitter.com/wVDqV3GdIV
— ありゃりゃ (@aryarya) 2019年7月18日
見てほしいのが、単体営業利益12億12百万円に対し、単体経常利益が75億49百万円もあること。サンヨー食品は、即席麺世界最大手の中国・康師傳(カンシーフ)に約3割を出資していて、康師傳から年間約60億円の配当を得ている。そのため、経常利益がその分跳ね上がるのだ。
サンヨー食品は、1999年のアジア通貨危機で経営状態が悪化していた康師傳に170億円を出資した。当時、売上高600億円ほどの企業だった康師傳が今では売上高約1兆円の企業に成長して、毎年多額の配当を行っているというわけ。
新潟県の米菓メーカー岩塚製菓が、台湾系の旺旺集団(ワンワングループ)に出資・米菓の製造技術を指導し、旺旺集団が中国市場でシェア8割を握る巨大企業に成長したという似た例もある。
明治維新以降、中国よりも日本が力を持つ時代が200年ほど続いてきた。しかし歴史的には、巨大な中国の脅威を感じながらも、うまく付き合ってきた期間の方が長い。この2つの例をみると、日本企業が巨大な中国市場と上手く付き合う方法の一つは、中国の好みや慣習を知る台湾企業と手を組むことなのかなあと思えてくる。