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紙幣

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つい先々週、新紙幣が発表されて、話題になったけれど、日本の紙幣を印刷する機械を全て作っているのが、小森コーポレーションという会社。

 

発表された4月9日には、銀行券印刷機械に更新需要があるとの思惑から、今年の最高値1365円を付け、出来高も今年最大だった。

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その小森コーポレーションが、今日、リリースを出した。

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フランス、インドネシア、中国、インドの紙幣の印刷を行う機関から銀行券印刷機械の受注があったというリリース。

 

つまり、この4か国では、今後、小森印刷機械を使って作られた紙幣が流通するということになる。

 

 

ナポレオンやナチスドイツが、敵国の経済を混乱させるために、敵国の偽札を製造させたり、最近では、北朝鮮が偽の米ドルを作っているとか言われている。

 

こういう例があるし、当然だけど、銀行券印刷機械というのは、簡単に偽造されない高い技術が必要なわけで、日本のみならず、他国の銀行券用まで手掛けているというのは、その高い技術力を証明している。

 

日本では、実際に銀行券を印刷しているのが独立行政法人国立印刷局で、小森はここに印刷機械を納入しているが、確かにデータとしても日本の銀行券の優秀さ、つまり小森の技術力が表れている。

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中国で、キャッシュレス決済が普及した要因の一つに、偽札が多いことが挙げられるけれど、逆に言えば、紙幣への信頼があることが日本でキャッシュレスがいまいち普及しない理由の一つとも言えるかもしれない。

 

 

 

普段はなにも思わず、紙幣を使っているけれど、よくよく見てみるとすごく細かい印刷が施されているし、「日本で流通している何兆円という紙幣の全てを印刷しているのが小森コーポレーションの機械」と思うとすごい。

 

 

自分は斉藤優里さんが好きで、なんというか、どこかで、自分の仕事とかが好きな人の生活に関わっていたらいいなあとか思ったりするんだけど、みんなが使っている紙幣を印刷する機械を作る小森コーポレーションはまさにそういう企業だなあって感じたりする。

 

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大量のお札を見るとやっぱり気持ちがいいね。

 

今日の関連株

小森コーポレーション東証一部 6349印刷機械大手。銀行券印刷機械で国内独占。

 

 

「明日、誰かに教えたくなる企業」というカテゴリを作ったので、これから、そういう企業をたまに紹介していきたい。