ガソリン
ガソリン
昨日、山梨に行ってきたというのは、前回のブログに書いたけど、山梨で気づいたことがある。
「ガソリンが高い」
春休みに、石川県に帰省していたときに給油したり、岡山県に行ったときに給油したガソリン価格と比べるとかなり高いと思った。
資源エネルギー庁が毎週、各都道府県ごとに平均ガソリン価格を公表しているのだけど、早速、調べてみたら、主観ではなくやっぱり高かった。
10年分のデータ。
今週の平均ガソリン価格で偏差値を出してみた。上位下位の6都道府県。
離島が多い長崎や鹿児島、内陸県の長野、山梨などはガソリン価格が高く、
製油所や油槽所に近い千葉や岡山、競争の激しい関東地方では価格が低い傾向にある。
(なぜか徳島は価格競争がめちゃくちゃ激しい)
で、山梨はやっぱり全国と比べてもガソリンが高め。
理由は内陸県であるから、ガソリンを輸送するコストがかかる。
JXTGの川崎製油所とか根岸製油所で精製されたガソリンを鉄道輸送で、山梨まで持ってきているよう。
ガソリン価格の高止まり
これまで石油元売り各社で過剰生産されたガソリンは商社などを経由して、安い価格で他社系列のガソリンスタンドや、独立系の給油所に卸されていた。
しかし、石油元売り業界では、2017年4月のJXTGホールディングス発足や、明日、経営統合する出光興産‐昭和シェル石油など、再編が相次いだことで、過剰生産が落ち着き、安いガソリンの供給が減った。
それに加えて、これまでの激しい価格競争や、ガソリンスタンド経営者の高齢化で廃業するガソリンスタンドが増えたことで、競争が落ち着いていることも考えられる。
今のところ、原油価格は低めに推移していて、ガソリン価格は安定しているけれど、また原油価格が上昇する局面では、ガソリン価格が経済に悪影響を与えそう。
特に地方は車の使用頻度が高いから、ガソリン価格は地方経済に大きな与える。
地方に配慮した政策を期待したい。
(高いガソリンを給油して)山梨までかりんちゃんとドライブしたい・・・
今日の関連株
JXTGHD(東証一部 5020)石油元売り首位。国内シェアは5割。
出光興産+昭和シェル石油(東証一部 5019)明日経営統合。石油元売り第2位
コスモエネルギーHD(東証一部 5021)石油元売り第3位。