「木」を見て買う
▶「木」を見て買う
米中貿易摩擦がさらに激化するとの不安からNYダウは787ドル安と今年最大の下落となった。日経平均もその余波を受け、今朝は9時の取引開始早々に600円超安。節目となる2万円、日経平均PBR1.0倍の19920円を意識しつつも、下げ幅を次第に縮小し、終わってみれば134.98円安の20,585.31円となった。
思ったほど下げておらず、底打ち感もない。上げに転じるのはまだ先な感じがある。しかしこれは「森(市場全体)」を見た場合。「木(個別企業)」を見ると値ごろ感のある優良企業がごろごろ出始めた。個別企業に限れば良い買い場じゃないかと思う。
こういう局面で狙っていきたい長期投資株は「高シェアで安定的に高い利益率をあげていて、成長性があり、株主還元への意識が高い会社。」
株価の水準を抜きにして、その条件に当てはまりそうなのは主要企業(日経平均・JPX400採用銘柄)だとこの辺か。
大和ハウス1925、カカクコム2371、テルモ4543、富士フイルム4901、日本特殊陶業5334、ディスコ6146、ダイフク6383、安川電機6506、マキタ6586、日本電産6594、ファナック6954、村田製作所6981、日東電工6988、スズキ7269、良品計画7453、HOYA7741、東京エレクトロン8035
日経平均・JPX400採用銘柄以外にも、条件に合うもので安いのはたくさんある。
あとは配当利回りが5%を大きく超えている企業も狙い目。3月決算で、中間配当を行なっている企業であれば、来月9月26日に株を保有していると中間配当を受け取れる。
化学、商社、素材などの景気敏感株は事業環境の変化で減配するリスクに注意が必要だが、これだけ利回りがあると魅力的。50位以内には入っていないがメガバンクも4.8~5.0%くらい配当を出している。3メガでどれか買うなら三菱UFJかな。
楽観的に考えれば、米中貿易摩擦も、両国ともに現実的に切れるカードが少なくなってきている。トランプ大統領も大統領選を前に取引をまとめようとするんじゃないかと思うし、悲観的になる必要はないんでは?と思っている。どうなるか知らんけどさ。
▶今日の関連株
とりあえず、僕が今日買ったのは
- オリジナル設計(東証二部 4642)中間決算を明日に控える。ブログで書いたように上方修正の可能性があるため、下がった局面では買い増し。
- テーオーシー(東証一部 8841)本日1Q決算発表。経常利益11.8%増益。自社株買い発表。
- 昭和電工(東証一部 4004)中間決算を明日に控える。下方修正リスクはあるが、それでもさすがに下げすぎではないか。PER3.18倍、PBR0.82倍、配当利回り4.96%。しかし決算次第でこわい展開もあり得る。。。
明日以降の値動きが気になるのは
- ダイワボウホールディングス(東証一部 3107)昨日1Q決算発表。業績の進捗は良いが、材料出尽くしで株価は‐11%まで叩き売られた。PER6.08倍、PBR1.00倍、配当利回り3.59%
※投資は自己責任で。このブログは特定の銘柄を買うことを推奨するものではありません。