ラピスラズリの青

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アイホンとiPhone

アイホンiPhone

仮想投資の運用成績を友達のE君とN君と競っているということを先日『トレダビ』というブログで書いたが、中学校でも「株式」について学ぶために班に分かれて新聞の株式欄から数社選んで仮想投資するという公民の授業があったことを思い出した。そういう授業あったよねと妹と話したところ、妹は当時、アイホンを買ったという。アイホンはドアホン、インターホンで国内シェア5割を握る、業界のガリバー。地味だが財務体質も良く、海外売上高比率は3割と海外展開も進んでいる優良企業だ。どうしてそんな企業を知っていたのか訊くとiPhoneを製造販売しているメーカーだと思って選んだらしい。。。

 

馬鹿だなあと思ったのだが、間違えるのも当然かもしれない。米Appleは2008年に初代iPhoneを売り出す時に商標登録しようとしたところ、アイホンが「アイホン」「AIPHONE」の商標を既に保有、これと酷似していることからAppleの申請が却下されているほどだ。

 

その後、アイホンApple側に、iPhoneはカタカナ表記で「アイフォーン」とすること、iPhoneの製品箱等に『iPhoneの商標はアイホンから許諾を受けている』と記載することという条件で和解している。そしてアイホン損益計算書にはAppleからの受取ロイヤリティー150百万円が記載されている。

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無借金経営で、運転資金も十分。製品のシェアも高い。アイホンを選んだ理由はアレだけど、結果的にアイホンを選んでいる妹。意外と株式投資の才能があったりして。

 

▷今日の関連株

  • アイホン東証一部 6718)インターホン業界トップ。リニューアル需要や防犯、防災関連強化。北米、欧州向け積極化。