一寸先は闇
▶一寸先は闇
国会が紛糾している。「桜を見る会」の前夜に開いた夕食会の代金支払いや領収書を巡り、18日午前に野党は衆院予算委員会を退席、与党が安倍晋三首相の事務所に聞き取りを行い、内容を報告したため、午後3時頃から野党は審議に復帰したらしい。そして19日も、検察庁の検事長の定年延長を巡る問題で野党が一時退席。
桜を見る会、首相のやじ、大臣の国会答弁、IR疑獄など政権側の失策が続いているが、一方で野党も行き当たりばったりな国会戦術に終始しているように見える。このブログでは、特定の政治的スタンスは表明しないけれど、今は与野党どちらのやり方も支持することはできない。内閣支持率が低下する一方で、与党・野党ともに政党支持率に大きな変化がないのは、悪すぎるGDP、新型肺炎など国民の関心が高い問題がある中で国会がこんなことになっていることに対する国民の政治不信が高まっているということではないか。国民の方を向いた政治が行われることを求めたい。
そして年初にブログで、2020年は衆院解散が行われる可能性が高いと書いたが、この状況では簡単に解散できなくなったかな。①予算成立後に習近平国家主席が来日し、秋篠宮殿下の立皇嗣の礼が終わる4月末~5月解散説、②東京オリンピック・パラリンピック後の8月末~9月解散説、③臨時国会終了後の11月・12月解散説が有力だったが、意外と解散せずに後継者に首相の座を禅譲し、次期首相の下で解散ということになるのかもしれない。どちらにせよ、しばらく選挙関連株の出番はなさそうか。