W杯スポンサーの大正製薬
▶W杯スポンサーの大正製薬
愛知県豊田市にある豊田スタジアムで行われた、ラグビーW杯日本代表の第3試合サモア戦を観に行ってきた。
試合は終始、日本がリードしていたものの、一方的な展開ではなく、ピンチもありながら、試合時間80分を超えたラストワンプレーの中で決まったトライなど見どころが多かった。やはり自国開催ということもあり、観客は日本人が90%以上というかんじで、試合開始前の国家斉唱や、日本のピンチでどこからともなく始まる「日本コール」が最高だった。そして試合終了後は日本代表、サモア代表の選手が一列に並んでスタンドに向かって礼。まさに試合が終われば「ノーサイド」。ラグビーは非常に気持ちのいいスポーツだった。
ところで、大正製薬は今大会のスポンサーで、日本代表のユニフォームには胸の部分に「リポビタンD」の文字。豊田市に向かう前の名古屋駅の電光掲示板にも「リポビタンD」のCMが流れ、そして豊田スタジアムでは大正製薬のブースでリポビタンDが無料配布され、今大会で「ずいぶんと金使ってんなあ」と感じた。
社名の通り、大正製薬は製薬会社だが、ドラッグストアやコンビニでも買える、医師による処方箋を必要としない一般用医薬品や医薬部外品を主に製造販売しているため、第一三共のような医療用医薬品の新薬メーカーのように多額の研究開発費を投じる必要はないが、販売促進費や広告宣伝費をかけないといけない。
今回のW杯大会スポンサー関連費用も2020年3月期の販売促進費・広告宣伝費として計上されるのだろう。10〜12月期決算に費用に見合う効果が現れるのかどうか期待しながら見ていきたい。
次の試合は13日土曜日に行われるスコットランド戦(世界ランク9位)。飲んで日本代表を応援といきたいところ。「ファイト一発!」