好きな人たちを支える会社
▶好きな人たちを支える会社
前回のブログに書いたが先日、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2019』を観に行った。2月のバースデーライブではグッズ販売に3時間並んだことを踏まえて、今回は開演5時間前に神宮球場に行ったのだが、10分ほどで買えてしまい、時間を持て余した。それで神宮外苑の周りをうろうろ歩いたり、神宮球場に来ていた機材車の会社を調べたりしていた。
神宮球場には、放送中継車などいろんな機材車が停まっていたが、電源車が多かった。ライブでは大型モニターやたくさんの音響機器を使い、大量の電力を必要とするためだ。来ていた電源車の側面には「I・C・C」と書かれていて、調べると、イベント向けに電源供給を行なっている「ICCインターナショナル」という会社だった。
ICCは2011年に、警備会社のトスネットという上場企業に5億円で買収され、電源供給事業は警備事業に次ぐ、トスネットの第二の収益源となっている。
トスネットの財務を見てみると、規模は小さいながらも毎年安定して7〜8%の営業利益率をあげていて、総資産に占める現金の割合が44.3%、借入金も少ない。投資指標からみてもPER10.2倍、PBR0.95倍と自分好みのバリューな株。例の光通信もトスネット株の9.24%を保有している、溜まりに溜まった現金を配当や自社株買いさせようということだろう。業績の先行きを考えても、建設現場やイベントでの警備はまだ活況が続くと思うし、なんかライブを観に行ったついでに、良い会社をちゃっかり見つけちゃった。株価が下がるような局面での買い候補の一社にしたいと思う。
自分は「自分の投資で世の中が良くなればいいな」とか「応援するために投資しよう」とかあんまり思わない。儲けることが大前提。しかし、トスネットのようにどこかで乃木坂だったり、斉藤優里さんだったり、自分の好きな人やものを支えている企業の株に投資できたらなお良いよね。