真夏の全国ツアー2019
▶真夏の全国ツアー2019
『乃木坂46 真夏の全国ツアー2019』の東京公演2日目、3日目を観てきた。今回は推していた斉藤優里さんが卒業して、ステージにいないことを寂しく感じたが、客観的にいろんなメンバーの動きが見られたように思う。
今回のライブは多くの曲でセンターを務め、乃木坂バンドではドラムを披露した齋藤飛鳥さんの活躍なしには総括できないものだったが、24thシングルのアンダーセンターに選ばれた岩本蓮加さんのパフォーマンスのレベルの高さ、『滑走路』などのアンダー曲をリードした寺田蘭世さん、遠目に見てもさすがのダンスだった中田花奈さん、いつカメラに抜かれてもニコニコの笑顔だった清宮レイさんの4人が特に僕の印象に残った。
4期生では掛橋沙耶香さんと北川悠理さんを応援しているが、体調不良で福岡公演、愛知公演に参加できなかった北川悠理さんがユニット曲『自由の彼方』に参加していて、短い期間で仕上げてきた北川さんの今後にも大いに期待させるパフォーマンスだった。同じく4期生の遠藤さくらさんは得も言われぬ華やかさに加えて、顔が小さいので手足がとても長く見え、一つ一つの動きが綺麗に見えた。
そして、2月のバスラと比較すると、3期生の戦力としての力強さが明らかに増している。グループを支えてきた1期生の卒業が続いているが、その後をこの子達が担うのかと思うと安心感や頼もしさを覚えた。
あとは、変な見方だけど、乃木坂46も組織であるから、企業と似ている部分があるなあと思った。
桜井玲香さんなど乃木坂46の1期生は、企業でいう創業期にあたる結成当初は理念や哲学を考える余裕もそれほどなく、グループが生き残るためにもがく中で、様々な困難などに直面しながらも次第にグループが形成されていき、1期生の思いがやがて理念や哲学となっていった。そしてグループが成長し、創業期を知らないメンバーを新たに迎えた今、形成期を超えて、さらに存続、飛躍していくためには、究極的には初期メンバーの理念や哲学が次の世代に受け継がれないといけない。そういう観点から考えると、僕は今回のライブが、先輩が後輩に理念・哲学を語り(姿勢を見せる等も含まれる)、グループの考え方を共有し、方向性を示す一つの機会になったんじゃないかと感じた。
僕は「乃木坂らしさ」って、相手を慮ることができることではないかなあと思うのだが、昨日、今日のライブでは随所にそういった点を感じた。その美しさを4期生達とも共有し、確認しながら、これからも、桜井さんの「私は、これからも乃木坂46を作っていく人の一人。これからもそれを刻んで、活動していきたい。」という言葉の通り、メンバーも、OGも様々な場所で活躍いってほしい。
OGがみんな集まっていて、卒業しても乃木坂を愛しているのも感じられて感動した。
次は、岩本蓮加さんが3期生初の座長を務める10月のアンダーライブを観に行くことになりそうで、今からとても楽しみ。
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