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ディズニーリゾートのスポンサー

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東京ディズニーシーTDS)に新アトラクション「ソアリン・ファンタスティック・フライト」が7月23日に開業する。

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ソアリンへの総投資額は180億円で、スポンサーは三菱重工系の空調設備工事会社「新菱冷熱工業

 

新菱冷熱工業はソアリン以前から東京ディズニーランドTDL)で「蒸気船マークトウェイン号」のスポンサーでもある。

 

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東京ディズニーリゾートTDR)では全部で28社のスポンサーがいて、各業種から1社だけが選ばれているが、

 

このようにアトラクション等パーク設備にスポンサー制度が導入されているのには、歴史的な経緯がある。

 

 

東京ディズニーランドは1980年に建設が開始され、当初の建設費の見込みは650億円であったが、米ディズニー社と、ディズニーランド開発を担当する子会社ウォルト・ディズニーイマジニアリング社はディズニーの名にふさわしいクオリティにこだわり、

 

建設費は着工した時点で既に950億円に膨れ上がり、工事開始半年で1,200億円を超えた。

 

この建設費の膨張で、オリエンタルランドは、建設費を圧縮することを銀行団に求められたが、ランドのクオリティを下げることはできず、

 

スポンサーにアトラクションや飲食店の建設費の一部を負担させる代わりに、宣伝にTDLを使えるというスポンサー制度を導入した。

 

詳細なスポンサー料は明らかになっていないが、パナソニックの「スター・ツアーズ」は建設費140億円で、パナソニックは年10億を10年間支払うシステムだったというので、おそらくスポンサー料はかなり大きい。

 

 

 

東京ディズニーリゾートのアトラクションなどの高いクオリティは、毎日多くのゲストを満足させている。しかし、それはオリエンタルランドや米Walt Disney Companyだけじゃなく、スポンサー企業が一翼を担っていることをちょっと頭の片隅に置いて、TDRを回るとおもしろいかもしれない。

 

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ソアリンが完成したけど、さらにTDL大規模開発(設備投資額750億円)、TDS大規模拡張(同2,500億円)、『トイ・ストーリー』ホテル(同315億円)など大規模投資が目白押し、ここにもスポンサー入るんですかね。完成したら行ってみたい。

 

 

 

追記

(ディズニーオタクの斉藤優里さんや伊藤かりんちゃんの、ディズニー関連のインスタ投稿をみていて、最近、Walt Disney Company株やオリエンタルランド株が買いたくなってきた)

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(最近、気づいたけどオタクがWalt Disney Company株を買うと、美しいお金のフローができる)↓

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