ラピスラズリの青

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セイコーマート

セイコーマート

よく知られている通り、北海道では地場の「セイコーマート」というコンビニチェーンが最大手である。

 

道内のコンビニチェーン別店舗数をみても、全国最大手のセブンイレブンよりも多くの店舗網を保有している。

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数字以上に、実際に北海道を訪れてみたかんじでは、セイコーマートは北海道の広い範囲に展開しているのに対して、中央資本の3社は基本的には都市部で展開していて、セイコーマートは北海道に深く根付いている印象。

 

言わずもがな北海道は広く、広い範囲に均質な店舗網を築くためにはロジスティクスが非常に重要になってくる。

 

このロジスティクスを押さえているセイコーマートの強さは簡単には揺るがないのだろうと思う。

 

それにセイコーマートは全体的に安く、北海道に関連した商品が多いのも道外から来た自分にとってはおもしろかった。

 

セイコーマートのPBで気に入ったのが「メロンソーダ

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製造者は「ゴールドパック」という企業なのだけど、この企業は産業ガス大手「エア・ウォーター」の飲料子会社。

 

エア・ウォーターは3社が合併して発足した企業で、その前身のうちの1社が北海酸素ほくさん)という札幌の企業であったことから、今でも北海道での売上高が全体の2〜3割を占める北海道関連の企業。

 

産業ガスの企業だから、簡単に言うと化学メーカーなのだけど、近年、医療や食品、農業に多角化していて、とてもおもしろい経営をしている。

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「本業の産業ガスの比率が少しずつ低下し、新事業の比率が増加している」

 

 

こういう地場の企業と商品開発で協業関係を築けている点も強みだと思うし、全国のコンビニが3社(セブン、ローソン、ファミマ)の均質的な店舗になってしまうよりも、旅先でこういう地場の企業が見られるほうが楽しさはあるよね。

 

また北海道行ったら、次はセイコーマートのメロン味の最中アイスとかソフトクリームに挑戦してみたい。(メロンが好き)

 

▶今日の関連株

広大な北海道の地で店舗網を管理している北海道の小売って、全国的にも成功している企業が多い気がする。ニトリとかツルハとかホーマックとか