五右衛門風呂メーカー@広島
▶五右衛門風呂メーカー@広島
今日、東証2部の大和重工という会社が一時ストップ高まで株価が急伸した。
その理由は、大和重工の製品の一つがNHKの朝の情報番組『あさイチ』で紹介されたから。
その製品というのが、こちら。
NHK「あさイチ」おでかけライブ
— 藤原薫 (@kaorun_F96) 2019年6月5日
広島県安芸高田市の五右衛門風呂
観ていただきありがとうございました!!
薪で沸かすことで体を優しく包み込むような温かさを感じるお風呂♨️
とてもいいお湯でした〜☺️
様々な場所で活躍している五右衛門風呂を是非注目してみてください!#あさイチ pic.twitter.com/2grHuzwiXU
_人人人人人人人人人_
>移動式五右衛門風呂<
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大和重工は世界で唯一の五右衛門風呂メーカーらしい。
会社を調べていて飽きないのは、一つとして同じ会社はなく、こういう変わった会社に出会えること。
大和重工は、1831年(天保2年)の創業で、広島県広島市の可部というところに本社を置いている。
可部は、石見銀山や出雲のたたら製鉄など中国地方で産出される金属資源の中継地であったことから、この地で鋳物産業が栄えた。
明治時代に八幡製鉄所ができるまでは、鉄の約6割がたたら製鉄で作られていて、その一大産地であったのが中国地方。
そのため、古くから「安芸十リ」と言われる、鉄から作られる十種類の「リ」の生産が盛ん。(ヤスリ、イカリ、ハリ、クサリ、キリ、モリ、ツリバリ、カミソリ、ノコギリ、ヤリ)
このうちの「ハリ(針)」がゴム産業と結びついて、ボール生産が行われたり、(ボールメーカーのモルテンとミカサはともに広島県に本社)
同じく鉄から作られる「やすり」も広島県が一大産地(ここから発展したのが精米機のサタケ、半導体製造装置のディスコ。ともに広島県に本社)
そして鉄の鋳造技術が大和重工を生んだ。
こうしてみてみると、地域の特徴を生かした地場産業から半導体製造装置のようなハイテク産業までいろんな繋がりが生まれていておもしろい。
他の地域でも調べてみたいと思うし、大和重工の五右衛門風呂にもいつか入ってみたい。
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