連休初日の行列
連休初日
連休初日だというのに、駅前のパチンコ店に、開店待ちで並んでいる人がいて「やべえな」「ああいう風にはなりたくないな」と思った。
まあ、自分はパチンコ店に入ったこともないし、やったことないものをそういう風に言うのはダメかもしれないけど・・・
でも、やっぱりパチンコは自分の中で、あんまり良いイメージ持ってない。
冷静に考えると、どこの駅前にも大体、パチンコ店があるし、全国津々浦々にまで大小のパチンコ店がある。日本はギャンブル大国。
国会で「統合リゾート推進法(2016年)」や「統合リゾート実施法(2018年)」が議論されているときに、
「日本にカジノができれば、ギャンブル依存症が~」とかそういう批判があったけど、既に日本はいたるところで、ギャンブル施設があるし、ギャンブル依存症の人だって相当いるはず。
縮小傾向にあるものの、公営ギャンブルや宝くじと比較しても、パチンコ・パチスロ市場は圧倒的に大きい。
パチンコ機・パチスロ機の市場も8000億円規模と大きい。
周辺産業も含めて、ここまで大きく、社会に溶け込んでいるパチンコ・パチスロ産業は、違法にして、廃止にするっていうのは無理なんだろうなあ。
パチンコ関連株
こんなに大きい産業だけど、パチンコ関連株はそんなに多くなくて、
それは、実は、パチンコホール運営会社は東京証券取引所に上場できないから。
上場できない理由は「パチンコの運営方式は合法なのか、違法なのか曖昧」だから。
最大手のマルハンは東証に何度か上場申請するも却下され非上場のまま、2位のダイナムは日本での上場を諦めて香港証券取引所に上場している。
パチンコ機・パチスロ機を作っている企業はいくつか上場していて、大きいところだと
- セガサミーホールディングス
- SANKYO
- 平和
- ユニバーサルエンターテインメント
周辺機器などを作っている企業だと
- ダイコクエレクトリックホールディングス(コンピュータシステム)
- サン電子(制御機器)
- オーイズミ(メダル関連機器)
- マースグループホールディングス(パチンコ機内蔵計数機)
- EIZO(パチンコ機の液晶ディスプレイ)
- グローリー(両替機や関連システム)
各社の業績をちょっと調べてみたけど、パチンコ機・パチスロ機メーカーは業績の振れは大きいけど、基本的に高収益。
各社とも営業利益率20~30%の実力があって、毎年の振れで変動している感じかなあ。
このパチンコ関連株の中で、自分が好きな企業は、やっぱり石川県のEIZOかな。
各種モニターを製造している企業で、昔はパチンコの液晶ディスプレイが事業の柱だったけれど、
今では、パチンコ業界への売上は低下していて、
医療機関向けモニターや、産業用途向けモニターが成長して、アミューズメント(パチンコ機)向けモニターの減少を補いながら成長。パチンコ関連株とは言えないところまで来ている。
リーマンショックや民主党政権化の円高期にも黒字を保ちながら、毎年、5~10%の営業利益率を出している優良企業。
こういう地方で頑張っている優良企業がやっぱり好き。
産業としては興味あるけど、パチンコしようとは多分、この先も思わないかなあ。
今日の関連株
セガサミーホールディングス(東証一部 6460)パチスロ機はサミーが手掛ける。
SANKYO(東証一部 6417)パチンコ機製造大手。財務体質優良。
平和(東証一部 6412)パチンコ・パチスロ機大手。傘下にゴルフ場のPGM。
ユニバーサルエンターテインメント(東証JQS 6425)パチスロ機大手。フィリピンでカジノ運営。
EIZO(東証一部 6737)産業用、医療用、遊技機用など各種モニター製造。