議決権
昨日は、前にブログにも書いた、昭和電工の株主総会に行ってきた。(良い企業だと再確認できた)
不祥事を起こした企業だったり、村上ファンドみたいなのが出てこない限り、
だいたいの企業の株主総会は、業績を株主に報告して、取締役や配当金の額を承認し、つまらないくらい順調に進んで終わる。
株主総会は株式会社の最高意思決定機関で、ここで会社の基本的な方針が決定される。
その際に、株主は保有株式数に応じて、議決権を行使し、意思を表明する。
議決権
議決権とは「会社の最高意思決定機関である株主総会で、株主が議題に賛否を示す権利。議決権を通じて会社の経営を左右できます。」(大和証券 金融・証券用語解説)
普通、最低売買単位の100株を保有していると議決権1個が与えられる。
議決権の保有割合に応じて、様々な権利が手に入る。
伊藤園優先株
「普通、最低売買単位の100株を保有していると議決権1個が与えられる。」と書いたけど、上場している中には、普通じゃない株がいくつかある。
これは、議決権がない株。
伊藤園は優先株が上場している一方で議決権のある普通株(東証一部 2593)も上場している。
伊藤園優先株の特徴は、議決権がないかわりに配当が普通株の1.25倍支払われ、株主優待も普通株と同じように貰える。
この株価の差はなんなのかというと、まあ議決権の価値を反映しているということになる。
(普通株・優先株の株価の乖離は2014年あたりから顕著になっているから、日銀のETF買い入れの影響かもしれない)
自分はわりと優先株の方に魅力を感じている。
配当も多く貰えて、株主優待もある。
しかも「一定の事象」が発生すると、かなり「おいしい」
優先株と普通株は「一定の事象」が発生すると、1:1で交換される。
優先株の方が株価が安いから、株価が高い普通株に交換されると差額が儲けられる。
(今日の終値ベースだと、優先株2,640円に対して、普通株5,750円)
つまり、2,640円で取得した優先株が、5,740円の普通株に交換される可能性があるということ。
ちなみに伊藤園は4月決算企業で、基準日も4月末なので、興味がある人は来月末までに買ってみたらおもしろいかもよ(※投資は自己責任)
今日の関連株
・上場している特殊な株