JTの配当金
JTの配当金
JTは12月決算で株主総会が3月開催だから、12月末に権利確定して、だいたい3月末に配当金が届く。
JTは高配当の代表的な株。2018年度は1株あたり150.0円の配当。
今期配当予想は154.0円で株価が2752.5円(3月22日終値)だから配当利回りは5.59%
全上場企業の中でもトップクラスに高い配当利回り。
世界的にたばこ株は高配当で知られている。
BTI=British American Tobacco PLC (イギリスの世界的たばこ大手)
MO=Altria Group(アメリカの世界的たばこ大手)
IMB=Imperial Brands(イギリスの世界的たばこ大手)
PM=Philip Morris International(イギリスの世界的たばこ大手)
JT=日本たばこ産業
たばこ事業は、健康志向の高まりや規制の強化で成長が見込めない一方で、今さら大きな設備投資は必要なく、たばこの習慣性の高さから安定して巨額のキャッシュを生み出す。
このキャッシュが配当の原資になっている。
各社の業績を$1=110円 、£1=$1.33でドルに換算するとこうなる。
BTI 18415百万ドル 7002百万ドル
MO 25364百万ドル 9115百万ドル
IMB 22950百万ドル 1809百万ドル
PM 29625百万ドル 11377百万ドル
JT 20145百万ドル 5136百万ドル
各社とも高い営業利益率を維持している。
たばこは儲からないと思っている人も多そうだけど、実際にはものすごく儲かる。
それにJTは国内たばこ事業は低迷しているけど、海外たばこ事業は成長しているし、海外では驚くほどシェアを持っていたりする。
主に海外事業はM&Aを駆使して、海外展開を進めていて、去年もインドネシアやフィリピンの大手を買収しているし、新興国を中心に近年はM&Aをしている。
まあ今期はあんまりパッとしない業績予想。多分、今年は株価もさえない。
だけどJTはこれまで減配したことがないし、配当利回りが高まる局面ではJT買っていきたい。
(JTが配当金を多く出すようになったのは、外資系ファンドTCIが2011年からJT株を取得し、株主還元を増やすように、毎年求めていたから)
配当金の使いみち
JTの配当金、何に使うか。
握手会・ライブに行く原資になる。
というか、今年は主に受取配当金を使ってオタ活しようと思ってる。
たばこは中毒性が高い。
中毒性でたばこをやめられない喫煙者にたばこを売って利益を出すJT。
JTに投資して配当金を受け取る株主。
その株主(僕)は乃木坂に生きる活力を貰っているから配当金で握手会・ライブに行く。
うーん、世の中は不思議な構図になっている。
今日の関連株
日本たばこ産業(東証一部 2914) ‐ 旧日本専売公社。今も財務大臣が37%を出資。
British American Tobacco PLC(BTI ロンドン) ‐ 「ケント」「ラッキーストライク」を販売するイギリスのたばこ大手
Altria Group Inc(MO ニューヨーク) ‐ 米国内でたばこ事業を手がける。米国外事業は2007年に分離。
Imperial Brands(IMB ロンドン) ‐ 「ダビドフ」「ウエスト」などを抱えるイギリスのたばこ大手
Philip Morris International(PM ニューヨーク) - 2007年にAltria Groupの米国外事業が独立。主要ブランドは「マルボロ」