松竹は斉藤優里関連株?
▶松竹は斉藤優里関連株?
6月30日で乃木坂46から卒業した斉藤優里さんの初の仕事が舞台『ブラックorホワイト? あなたの上司、訴えます!』に決まった。
松竹が主催する舞台で、8月21日から東京の新橋演舞場を中心に、北海道、石川県、富山県、大阪府の各劇場で全17公演行われる。
僕は東京公演を観ようかなあと思ったのだけど、やっぱり我が故郷の石川県でゆったんの勇姿を観たいと思ったのと、石川公演は9月13日金曜日、つまり『13日の金曜日』なんですよね。
それで石川公演を取りました。
いやあ、斉藤優里さんの新たな境地を見られると思うとほんと今から楽しみですね。セリフ覚えたりしながら、全国を回るのは大変だろうと思うけど頑張ってほしいなあ。応援してます。
あと、最近、斉藤優里さんは「美味しいお寿司が食べたい」と仰ってたので、石川県で美味しい寿司が食べれるといいなあとか思いつつ。
斉藤優里さんが出演するこの舞台を主催している松竹はやはり斉藤優里関連株だと思うので、投資先としてちょっと検討していきたいなあと思って軽く調べ始めた。
松竹は1895年(明治28年)に歌舞伎興行で創業し、その後、演劇や映画に展開していった歴史を持つ。
今の時代は多種多様な娯楽があり、いろんな娯楽産業関連株が上場しているけれど、江戸時代の主な娯楽は歌舞伎などの芝居で、明治時代の終わり頃になると活動写真(映画)が出てきて、こっちが娯楽の王様になる。
だから、松竹の歴史は娯楽の移り変わりを反映しているとも言える、いわば興行の老舗。
松竹のような劇場や映画館の運営会社っていうのは、古くから一等地に土地建物を保有しているから不動産事業が安定収入になっている。
今の松竹の売上高、営業利益の構成はこんな感じになっていて、やっぱり不動産事業が支えてますね。
松竹に関連する企業でも不動産事業が安定収益源になっているものが多い。8月21日〜8月25日に東京公演が行われる新橋演舞場は、新橋演舞場というそのまんまの社名の不動産会社が保有していて、従業員たったの6人で、売上高5.8億、営業利益2.3億を稼いでいる。(上場はしていないけれど)
わりと僕、投資先として不動産事業やっている会社が好きだから、松竹とか歌舞伎座とか御園座とか、買う機会があるかもしれません。
▶今日の関連株
テーオーシーのMBO
▶テーオーシーのMBO
ツイッターで著名な投資家の「かぶ1000」さんという方がいらっしゃるのだけど、不動産会社の「テーオーシー」を買ったよう。
6/21 前日比▼2,664,820円(売買あり) https://t.co/5s7pt6GLRu #r_blog
— かぶ1000 (@kabu1000) 2019年6月23日
テーオーシーを新規に購入。合わせて優待クロスも実施したため、CPは2.8%まで急低下へ。
テーオーシーについてはおもしろい歴史があるので、僕も前に一度、ブログで取り上げた。
enterprise-research.hatenablog.com
このブログを簡単に紹介すると、戦前には名門製薬会社だった星製薬が、創業者の星一の死去後、製鉄業で成功した大谷米太郎の手に渡り、星製薬の旧工場敷地にオフィスビルを建てたのが現在のテーオーシーになっているというような内容。
そういう経緯があるので、テーオーシーは現在でも大谷米太郎の大谷家が多くの株を保有していて、2007年には大谷家がMBO(経営陣が自社を買収すること)を発表し、大谷家以外の株主を排除したうえで、非公開化しようとした。
MBOは少数株主を排除することで、より自由に経営するために行われるが、少数株主を排除するためには議決権の2/3、つまり議決権で66.7%の株主の賛成が必要となる。
2007年に実施された大谷家のMBOでは、提示されたMBO価格が800円と低かったことや投資ファンドからの対抗TOBが入ったことから、66.7%に達せず失敗に終わった。
現在の大株主の状況をみると、大谷家系のニュー・オータニや大谷家資産管理会社が48.04%を保有している。
さらには、会長の大谷和彦氏が1.65%、社長の大谷宅男氏が0.33%を保有。歴史的に親密なサンリオが1.46%。株式持ち合いをしている学研HD0.12%などを合わせると51.6%は堅い。そこに大成建設4.95%や一部の取引先金融機関が加われば、既に6割近くの議決権を押さえている計算だから、MBOに必要な66.7%というハードルは低い。
2007年に一度はMBOを実施し、非公開化しようとしたのだから、今でもチャンスがあればMBOに再挑戦するはずだし、今は有利な株主構成になっているから、その時期はそれほど遠くないと思う。
保有不動産の含み益が1000億円近いし、一株1000円台でMBO提案しても妥当だと思う。(2007年は一株800円を提示、投資ファンドダヴィンチ・アドバイザースは1308円で対抗TOB)
今日の終値は684円だから、大きな投資機会があるかもしれませんね。
▶今日の関連株
- テーオーシー(東証一部 8841)大谷家が多くの株を保有する不動産会社。
- 大谷工業(東証一部 5939)同じく大谷家が経営に関わる鉄塔メーカー。
- 合同製鐵(東証一部 5410)日本製鉄系電炉大手。大谷米太郎の製鉄会社「大谷重工業」と「大阪製鐵」が合併して発足。
- SECカーボン(東証一部 5304)炭素製品の大手。大谷家が経営する大谷製鉄が大株主。
大谷米太郎という人物もなかなか変わった経営者でおもしろい。1881年に富山県の貧農の家に生まれ、31歳で上京し日雇い労働をしていたところに、相撲の稲川部屋に入り力士になる。その後酒屋の経営で資金を作ると、その資金で鉄鋼会社を創業し、一代で大谷重工業(現‐合同製鐵)を築きあげる。80歳を過ぎてからホテルのニュー・オータニを建てたりと活躍した。
大谷米太郎は「私の履歴書」の冒頭で「若い読者諸君に言っておきたいことがある。それはたった今から、収入の一割を貯金したまえ、ということだ」と述べている。「カネは力なり」とも言っている。
というわけで、みなさんも貯金(今の時代なら投資かな?)しましょう
セイコーマート
▶セイコーマート
よく知られている通り、北海道では地場の「セイコーマート」というコンビニチェーンが最大手である。
道内のコンビニチェーン別店舗数をみても、全国最大手のセブンイレブンよりも多くの店舗網を保有している。
数字以上に、実際に北海道を訪れてみたかんじでは、セイコーマートは北海道の広い範囲に展開しているのに対して、中央資本の3社は基本的には都市部で展開していて、セイコーマートは北海道に深く根付いている印象。
言わずもがな北海道は広く、広い範囲に均質な店舗網を築くためにはロジスティクスが非常に重要になってくる。
このロジスティクスを押さえているセイコーマートの強さは簡単には揺るがないのだろうと思う。
それにセイコーマートは全体的に安く、北海道に関連した商品が多いのも道外から来た自分にとってはおもしろかった。
製造者は「ゴールドパック」という企業なのだけど、この企業は産業ガス大手「エア・ウォーター」の飲料子会社。
エア・ウォーターは3社が合併して発足した企業で、その前身のうちの1社が北海酸素(ほくさん)という札幌の企業であったことから、今でも北海道での売上高が全体の2〜3割を占める北海道関連の企業。
産業ガスの企業だから、簡単に言うと化学メーカーなのだけど、近年、医療や食品、農業に多角化していて、とてもおもしろい経営をしている。
こういう地場の企業と商品開発で協業関係を築けている点も強みだと思うし、全国のコンビニが3社(セブン、ローソン、ファミマ)の均質的な店舗になってしまうよりも、旅先でこういう地場の企業が見られるほうが楽しさはあるよね。
また北海道行ったら、次はセイコーマートのメロン味の最中アイスとかソフトクリームに挑戦してみたい。(メロンが好き)
▶今日の関連株
- エア・ウォーター(東証一部 4088)産業ガス業界2位。近年、医療や食品、農業に多角化。小規模のM&Aを多数行い、成功させている。
- ツルハホールディングス(東証一部 3391)ドラッグストア業界2位。北海道で圧倒的シェアを持ち、本州へと南下し、勢力を拡大している。
- ニトリホールディングス(東証一部 9843)家具・インテリアチェーン最大手。北海道で創業し、全国展開。
- DCMホールディングス(東証一部 3050)ホームセンター最大手。四国のダイキ、中部のカーマ、北海道のホーマックが2006年に経営統合して発足。
広大な北海道の地で店舗網を管理している北海道の小売って、全国的にも成功している企業が多い気がする。ニトリとかツルハとかホーマックとか
網走監獄
▶網走監獄
小樽から北海道に上陸して、いろんなところを回ったのだけど、今回一番勉強になったのが網走監獄博物館。
ここを訪れるまでは、網走監獄というと、日本で一番過酷な刑務所というくらいのイメージしかなかったし、過酷なのも「寒いから」だろうと思っていた。
たしかに寒いというのはあったのだろうが、それに加えて、過酷な労働があったことが「網走監獄」の名前を有名にした。
高校では日本史を取っていたし、近代国家に向けての政策を推し進めていた明治政府がロシアの南下に備え、北海道の開拓のために、開拓使を設置したり、屯田兵を置いたりしていたというのは、知っていた。
だから北海道は、開拓使や屯田兵、移住民が開いていったのだと思っていた。
だけど、屯田兵が開拓を行うためにも、基本的な幹線道路や農地の開拓、住居が必要であり、屯田兵が入る前に、密林を切り開いて、その建設を行ったのが網走監獄の囚人たちだった。
つまり北海道のこの地にこのような監獄が設置されたのは囚人を労働力として使い、安価に、そして急速に基礎的なインフラを整えるためということ。
この発想は太政官大書記という役職に就いていた金子堅太郎のものらしいのだが、金子は「元々彼等は暴戻の悪徒であって、尋常の工夫では耐えられぬ苦役に充て、これにより斃(たお)れても、監獄費の支出が減るわけで万やむをえざるなり」と言っている。
重罪を犯した悪人どもだから、北海道開拓のための苦役によって多少死んでも、監獄費の節約につながるという考え。
そのような過酷な労働によって、囚人とはいえ、多くの犠牲のもとに現在の北海道が作られているというのはもっと知られるべきだと思ったし、高校の日本史の教科書にももっと詳しく記述されてもいいんではないかなあと思った。
▶今日の関連株
日本には監獄・刑務所の関連株というのはないけれど、アメリカでは民間刑務所があり、そのいくつかが上場している。
新日本海フェリー
▶新日本海フェリー
ここ数日、ブログの更新が途切れていたのは、北海道に行っていたからなんですが、今回、北海道に行くにあたって使ったのが新潟港と小樽港を結ぶフェリー。
記憶にある限り、船旅というのは初めてなんだけど、なかなか非日常感があって良かった。
この航路には、つい2年前に就航したばかりの新造船「らべんだあ」「あざれあ」の2隻が投入されていて、内装は綺麗で、新しく、浴場や船室も思っていたよりずっと良かった。
僕にとって、やはり気になるのが運行会社。
昼12:00〜翌朝4:30という船旅で、時間を持て余したから、フェリーの中で運行会社「新日本海フェリー」の有価証券報告書を眺めていた。
それほど儲かってないけど、安定的に黒字で立派なものだし、2017年に新造船を2隻投入できる投資余力もある点に関心した。
あと、ちょうど北海道に行っていた6月27日に提出された最新の有価証券報告書をよく見ると、北海道のリゾート地・ニセコに30億円も投じてホテルを建設中。
さらに226億円を投じて、新たに2隻の船を2021年に投入する予定。
積極的な投資はいいけど、船舶への過剰投資等で経営破綻する海運会社というのは少なくなだけにちょっと心配ではありますね。最近では、2015年に中堅海運会社の第一中央汽船が過剰な運航契約が原因で経営破綻していたり、フェリーさんふらわあの前身である日本高速フェリーも親会社の照国海運が原油タンカーを過剰に抱えたことで経営破綻して親会社が2度ほど変わっているし。
いやあ、しかし、意外とフェリー航路って調べてみると多いんですよね。
東京からだと、徳島、北九州が結ばれていて、ちょっとまた時間があったら行ってみたいかな。もっと長いクルーズ旅行にも一回行ってみたいんだよねえ(伊藤かりんちゃんとディズニークルーズ行きたい♡)
(ちなみにディズニークルーズも今、新造船発注していますが、規模が違って1隻数百億~1000億円規模の船)
▶今日の関連株
- 日本郵船(東証一部 9101)新日本海フェリーの第2位株主。
- 商船三井(東証一部 9104)商船三井フェリーやフェリーさんふらわあを傘下に持つ海運大手。
- 川崎近海汽船(東証二部 9179)川崎汽船傘下の海運会社。フェリーや内航船が中心。
乃木坂の写真集
▶写真集
オリコンの写真集の週間推定売上部数が発表された。斉藤優里さんの『7秒のしあわせ』は6/20に発売されて、初週の6/17〜6/23の間の推定売上は16485部だった。
過去に出た乃木坂ちゃんたちの写真集から考えると、最終的な部数は25000部ほどではないかと思う。
ほかの乃木坂ちゃんたちの売上部数、例えば白石麻衣さんの『パスポート』や生田絵梨花さんの『インターミッション』と比べると売上部数は少ない。
だけど、これらは異常なくらいの大ヒットであって、日本経済新聞や東洋経済の記事を読むと「写真集は1万部売れるとヒット」と書かれている。
写真集のコスト構造は詳しくはわからないが、おそらく数千部で損益分岐点に達するはずで、とすると、出せば軽く1万部は超えてきて、しかも他のメンバーとの比較から売上はだいたい推測できる乃木坂・欅坂・日向坂の写真集は出版社から引く手数多なんじゃないかと思う。
こういう風にいろんなメンバーが写真集を出せるようになったのは、最初に写真集を出した西野七瀬さんをはじめ、それに続いたメンバーの写真集が結果を出してきたからだと思う。
斉藤優里さんから、次に写真集を出すことが期待される大園桃子さん、山下美月さん、そして欅坂、日向坂のメンバーにバトンが渡ったのだと考えると、これからも写真集買っていかなきゃいけないな。
次は誰が出すんだろう?楽しみ
あと、サイゾーさんには斉藤優里さんの写真集で儲けてもらって、2ndを出してほしいなあという願望。
▶今日の関連株
出光美術館
▶出光美術館
伊藤若冲など江戸時代の絵画を多数保有していることで有名なアメリカ人ジョー・プライス氏のコレクションの一部である190点を出光美術館が購入した。
プライス夫妻は高齢のため、収集した絵画の売却先を探していたらしい。
長い間、プライス夫妻によって、大切に管理された収集品がまた散逸してバラバラになることなく、しっかりと運営されている日本の名門私立美術館が継承したというのは素晴らしいことだと思う。
出光美術館でそのうち一般公開されるだろうし、ぜひ一度観に行きたい。
ところで、この出光美術館は、出光興産創業者の出光佐三氏が集めた美術品の寄付を受け作られた私立美術館で、保有する800万株(4.05%)の出光興産株の運用益で運営されている。
出光美術館が保有している出光興産株4%の他にも、出光創業家は3割近い議決権を今でも保有していて、昭和シェル石油との経営統合で経営陣と一悶着あったことは記憶に新しい。
出光興産は長らく非上場を貫き、サントリー、竹中工務店と並び称される「3大非上場企業」だった。
しかし、出光興産は、1990年代に製油所や給油所に過剰投資したことで、財務が悪化。最大で有利子負債が2.5兆円に達した一方、「出光家の事業」の状態が続き、経営不安説が飛び交った。
創業者・出光佐三の教えで、非上場を貫いてきたものの、90年代後半の金融機関の破綻をみて、創業家も銀行借り入れだけに頼るリスクを認識。1911年の創業から95年目の2006年についに上場を果たした。
上場しても出光興産は「変わった会社」で、労働組合はなく、新入社員研修では全員で明治神宮を参拝し、創業期の出光のビデオを見る。希望者は、出光と縁の深い福岡県宗像神社での神社合宿もあるらしい。
昭和シェル石油との経営統合で、こういう社風は今後どうなっていくのかわからないけど、新生「出光興産」が利益をあげ、より多くの配当をできるようになれば、出光美術館もより多くの資金を美術品の購入や保全に充てられるようになる。
貴重な美術品のためにも出光興産には頑張ってもらいたい。
▶今日の関連株
『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』にCMを流す会社
▶『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』にCMを流す会社
僕は小さい頃からドラえもんがすごく好きで、小学生の頃は、自由帳にドラえもんのひみつ道具の絵とか使い方を書いて図鑑みたいなの作ったり、『ぼくドラえもん』という月刊誌も購読していた。
今でも金曜日19時からテレ朝でやってる『ドラえもん』をよく観るんだけど、毎週、準大手ゼネコンの戸田建設が途中で流れる。
金曜日19時に『ドラえもん』を観ている視聴者層というのは、基本的には小学生くらいの子供たち。
この時間帯に、それも直接、一般消費者とは接点のない建設会社がCMを流すというのはどういうことなんだろうと思って、戸田建設のホームページを見てみた。
すると、このCMは戸田建設が2021年に創業140周年を記念して流していて、これまでの建設会社の枠にとらわれない戸田建設の姿を、多くの子供達が観ている『ドラえもん』の時間に流すことで、建設業界に夢や希望を持ってもらいたいということらしい。
建設業界はこれまで3K(汚い、きつい、危険)というイメージがあり、建設業界を志望する若者も少なくなったことで、労働力不足が深刻になっている。
その現状をどうにかしなければいけないという考えからのものなのだろう。
志が高いし、わかりやすくて良いCMだなあと思う。
似たように子供向けのアニメ番組にCMを打っている例で、逆に意図がよくわからないのが、半導体シリコンウエハのSUMCO。
SUMCOは半導体を作るときの材料となるシリコンウエハで信越化学工業に次ぐ世界第2位の会社。
半導体関連産業は短期で好不況を繰り返すが、ここ数年は業績が好調だったことで、フジテレビ日曜18時からの『ちびまる子ちゃん』にCMを流すようになった。
良いCMだとは思うし、SUMCOも戸田建設のような意図でCMを流していると言えなくもないんだけど、子供にはわかりづらいだろうなあ。
まあ、こういう一般消費者と直接、接点がない企業がCM流しているの見ると、業績が良いんだろうなあってわかる、実際、両社とも足元の業績はすごく良い。
CM観てるだけでも、業界の好不況、会社の狙いとか、上手い下手が表れていて、おもしろいよね。僕はやっぱりBtoB企業のものが好き。
▶今日の関連株
東急の街でお渡し会
▶東急の街でお渡し会
今日は、斉藤優里さんの1st写真集『7秒のしあわせ』のお渡し会に行ってきた。
競馬場に行ったり、友達と会うときだったり、握手会のような特別な予定がある日はコンタクトを使うんだけど、朝、着けるときの高揚感がすごく好き。非日常のスイッチが入る。
いつもより鮮明に見える車窓を眺めながら、斉藤優里さんからお渡しされるシミュレーションをして、イベント会場の渋谷モディの中にあるHMVに向かった。
少しずつ列が進むに連れて、斉藤優里さんの元気いっぱいな声がブースから漏れ聞こえてきて、あの甘い声で頭がやられた。実際にお渡しされた感想としては「かわいすぎる」みたいな誰でも言えるような表現は使いたくないけど、かわいすぎる。好きすぎる。尊すぎる。
いやあ、というわけなので、斉藤優里写真集の2nd、3rd、"よんこめ"(4thがわからず「よんこめ」って言ってた笑。かわいい)も期待してます、斉藤優里さん。
あと渋谷TSUTAYAで卒業記念写真展をやってた。興味ある人は観に行ってくださいね。
▶東急の街
お渡し会終わった後、コンタクトを着けてるから、いつもより鮮明に見える渋谷を視察していたんだけど、やっぱり渋谷って「東急の街」なんだよね。
帰ってきてから調べて、東急グループの保有物件を地図にプロットしてみたけど、「東急の街」なのがよくわかる。
ここ数年、東急関連の新しいビルがいくつか開業したけど、東急の渋谷再開発は2027年の渋谷スクランブルスクエアまで続くみたい。
2015年から東京で暮らしているけど、その頃から一番変化している街は渋谷だと思う。
街がどうなるのか、変化を楽しむためにも、これからたまに渋谷を見に行こうと思う。
▶今日の関連
「ドームの竹中」
▶「ドームの竹中」
そういえば、先月、乃木坂46のライブを観に行った横浜アリーナで「私たちが作りました」的な竹中工務店の広告があった。2月にバースデーライブを観に、京セラドーム大阪に行った時も、竹中工務店の広告があったと思う。
それで気になったから、調べてみたけど、乃木坂46のライブ会場は竹中工務店の建てたものが多い。
調べてみると、竹中工務店は日本初のドーム球場、東京ドームを手掛け、その後も数々のドームを建てていて、「ドームの竹中」という異名を持っている。
おそらく天候に関係なく使える屋根のあるタイプのスポーツ関連施設やアリーナ施設が得意で、そういうノウハウを持っているんだと思う。
これからもライブでは竹中工務店にお世話になりそうだし、ライブに行くたびに確認していきたい。
ところで、建設会社には100年以上の歴史を持つ老舗が多いが、竹中工務店も1610年(慶長15年)の創業で、有価証券報告書の沿革の部分には、
「織田氏の滅亡に際し、刀剣を捨て、神社仏閣の造営を業とし、~」と書かれている・・・すげえ会社があるもんだ。
そして、売上高1兆3,536億円、営業利益850億円という大企業であるが、今でも竹中家が約80%の株を保有していて、非公開を貫く非上場企業。
2012年の政権交代以降の公共事業、東京オリンピックに向けた関連工事、不動産市場の回復によって再開発などが増えたことで建設会社の業績は絶好調。スーパーゼネコンと呼ばれる5社の営業利益も10年前には考えられないような規模になっている。
だが、竹中工務店の真価は、不況期に発揮されると思う。非上場であることから長期的な視野で経営を行うことができるためだ。
建てた建物を長期的に責任を持って保守管理するために同族経営を貫いているのかもしれない。サントリーも非上場を貫いているのは、熟成に長い年月がかかるウイスキーを短期的利益を求める株主に邪魔されないためだし。
これからもその利点を生かして、乃木坂のライブのできる素晴らしいハコを作ってほしいし、管理していってほしいな。